#019 きらめき保育園

さいたま市見沼区のきらめき保育園を訪ねてきました。
食を保育の一環として捉える、食育活動に積極的な認可保育園です。

午後2時はちょうどお昼寝時間。教室をのぞくと保育士たちが、園児の背中を優しくさすりながら見守っていました。玄関を入ってすぐ目の前に給食の展示がされていて、その横の調理室では、調理師たちがおやつの用意をしていました。

5歳児クラスではパン作りを行ったそうです。ふだんから絵本に親しんでもらおうと、読み聞かせをし、絵本から発展して劇あそびやお店屋さんごっこ、粘土あそびなどをしているそうです。

3歳児クラスの頃からのお気に入りの絵本「からすのパン屋さん」を題材に、お話しに出てくるパンを子どもたちが「ほんとうに作ってみたい」となったわけです。

給食の食材選びは、子供たちが喜んで食べられるようにと栄養士が工夫を凝らします。
「家ではなかなか食べられないバサという白身魚をフライにしたときは、盛り上がりました」と栄養士の米澤恵さん。バサはナマズ目に属する淡水魚で体調1.2m。図鑑を開いて見せたら「キラキラしてかっこいい!」と園児たちは大喜びだったそうです。

「楽しい食事」「食に興味をもつ」が、園の食育方針だそうです。
「ひとくち頑張ろう」と促すことはあっても強制はしない。音楽をかけながら食べるなど、楽しい食事環境をつくるためのアイデアは担任保育士の裁量。園児と一緒に食べながら「おいしいね」と言いあったり。スプーンやお箸、お茶碗の持ち方、肘をついて食べないなど、園児は保育士から自然と学んでいくようです。

午後3時半のおやつの時間も見学させていただきました。
バレンタインデーが近いこの日は、園児たちが大好きなチョコレートブラウニー。「おいしいよ」「おいしいよ」の声と、はじけた笑顔をたくさん返してくれました。

【きらめき保育園】
https://www.housinkai.com