IT革命に続く大変革は、世界中の暮らしを変えてしまうと言われている宇宙ビジネス。最近では、イーロン・マスク氏が率いるスペースX社(アメリカ)や、日本では堀江貴文氏らが創業したインターステラテクノロジズ社(北海道)のニュースが話題となることが増えました。
そんななか、日本の宇宙開発事業において、先月17日のJAXA(宇宙航空研究開発機構)によるH3ロケット打ち上げ成功は大ニュース。H3ロケットは、打ち上げコスト低減などを実現し宇宙ビジネスを加速させてくれそうです。
宇宙ビジネス拡大への期待
当社がホームページを担当している立川精密工業株式会社(東京都羽村市)は、重工業大手IHIを通じてH3ロケットのエンジンコア部品を納入しています。
1961年の創業から培ってきた航空機エンジン部品の製造技術力を背景にして、約20年前から“宇宙関連”に参入。今回のH3ロケット打ち上げについては「応援サポーター企業」の一社としても支援してきました。また、同社にとって宇宙ビジネスの拡大は、H3ロケットの部品製造に留まらない可能性があるようです。
H3ロケットが計画通り3号、4号、5号と進んで年間6機体制になれば、納入部品の増産体制が必要になってくる。また、「月を経由地にした宇宙開拓ビジネスを計画しているベンチャー企業から作業機械の部品について相談を受けた」(同社大越俊営業部次長)など新規需要にも繋がりそうです。
ロケット発射とジェット機の動画が好評
当社では先ごろ同社のホームページリニューアルを担当しました。
戦闘機を含むジェットエンジンなど航空機関連と宇宙関連は、合わせて85%を超えるシェアの主力事業。ファーストビューに動画を採用したところ、公開後には社内外から「会社の特徴が一目でわかる」と好評だそうです。
動画は、当社が契約している動画ライブラリーで購入して、編集してアップロード。映像ディレクターの三浦慶は「ロケット発射シーンと、ジェット機がこちらに向かってくる迫力の動画を繋いで、すごいもの作っている会社だなって感じが出せたと思います」。
社内DX推進と人材獲得
「これからは宇宙関連が伸びてくると思っています」と話してくれたのは就任30年の大越陽社長。一方で、宇宙事業が一気加速するのは喜ばしいが、それが即大量生産するものではない。
大越社長は、「急がれるのは社内のあらゆる部門においてのDX改革の推進と、当然ながら優秀な人材獲得も要になってくると思います」
【立川精密工業株式会社】https://www.tachikawa-sk.co.jp/
【TWObyTWO】https://2×2.landgarage.co.jp/