さいたま市には８５９自治会
回覧板やゴミ置き場の管理、お祭りなど日常生活で馴染みのある人も多い「自治会」。さいたま市には859の自治会があります。「町内会」と呼ぶ人もいますね。
同市の自治会加入世帯は約37万。市の世帯数は約64万ですから、6割が加入しています。
自治会の組織構成は、まず各地区ごとに地区連合会があって、さらにその上部組織として大宮区、浦和区など各区の連合会があります。
さらに、全体を統括する上部組織として「さいたま市自治会連合会」（以下：連合会）があります。
10区を経由し更新情報を集約
3年前に連合会がホームページを立ち上げたのは、全国的に課題となっている加入率低下対策の一環でした。
ホームページでは自宅のある場所の自治会を探すことができ、各自治会の概要や活動内容の詳細を閲覧することができます。情報の更新は、連合会を担当するさいたま市の市民局市民生活部コミュニティ課が、毎月10区のコミュニティ推進課にメールで促して情報を集約し、弊社制作スタッフが更新作業を行うというルーチンとなっています。
行事など活動内容の更新に加えて、毎年変わる自治会長の名前変更なども行います。
リーフレットにQRコードを載せて
自治会の加入促進の重要アイテムは、転入者が各区役所で手続きする際に受け取る資料の中に入った加入案内のリーフレットです。
さいたま市は住みやすい町全国トップランク。毎年1万人以上の転入者がリーフレットを受け取ります。
コミュニティ推進課の山本早苗さんは、「（リーフレットには）QRコードを載せたので、スマホで見やすい構成で良かったと思っています」とホームページを評価。
そして、「大雨など、考えてもいなかった災害が起こったときこそ地域のつながりが大切だから」と、加入を勧めたいそうです。
自治会には、日常の活動もさることながら、いざというときの備えとしての役割があるのだなと改めて感じました。
さいたま市自治会連合会 https://saitama-jichiren.jp/
【TWObyTWO】https://2×2.landgarage.co.jp/
